都内のAI関連企業でエンジニアとして働く20代男性のBさん。初見は個性が強い印象を受けましたが、とても真面目な方で、入会からわずか4ヶ月での成婚退会となりました。
Bさんはもともと絵を描くことが好きでものづくりに興味を持ち、エンジニアの仕事を目指すようになったとか。趣味は漫画やゲームと、インドア派に見えますが、ジムに通って体も鍛える健康的な青年です。
しかし、結婚相談所で活動するまでは、なかなか思うような出会いに巡り会えなかったそうです。
今回はそんなBさんのスピード成婚について、私たちカウンセラー視点での分析や結婚相談所だからこそ上手くいった理由を交えてお伝えします。
入会編
個性的な20代男性が結婚相談所での活動を決めた理由とは?
結婚相談所に登録している男性は30代・40代の方が多い傾向にあります。なので、20代のBさんが入会したことは「非常に興味深い(ファッション好きで髪の色も青でイマドキ風の生年だったので余計に)」というのが率直な印象でした。
実際、20代の方は男女ともにマッチングアプリを使ってパートナー探しをする方が多いようです。Bさん自身もクラブ・マリッジで活動を始めるまでは、マッチングアプリを利用していたとおっしゃいます。
そんなBさんが結婚相談所という選択肢を選んだ理由は何だったのでしょうか?
Bさんは、自らの経験から、マッチングアプリでは結婚までたどり着くのが難しいそう…という印象をお持ちでした。そのため、身元が保証されていて結婚に真剣な人と出会えるサービスを探していたそうです。
そこで、Bさんが実際にどんな活動をされていたのかを聞いてみました。
マッチングアプリは恋活や遊び目的の方も少なからずいるので、向き不向きがあります。
なので、真剣に結婚を考える方にとっては向いていない・経験や知識がない方には向いていない、というのが私たちの結論です。
ただそうは言っても、Bさんのように20代で結婚相談所に入会する男性はそれほど多くありません。
そのため、Bさんが結婚相談所に入会したことを周囲に伝えたらとても驚かれたそうです。実際にBさんの友人・知人は、彼女はいても結婚したい方は少ないとのことでした。
Bさんの場合は、これまでの活動が上手くいかなかったことが、結婚相談所という選択肢にたどり着いたのでしょう。なので、もし今、婚活が思い通りに進んでいない男性は、20代でも結婚相談所を検討することも一つの手です。
とはいえ、結婚相談所は都内だけでも数えきれないくらい存在します。そんな中、Bさんがクラブマリッジを選んでくださった理由はやはり気になります。
Bさんは最初、インターネットで検索して他社と比較しながら、どこがいいかを考えていたそうです。今はYouTubeで婚活事情を発信している結婚相談所も多く、Bさんも動画はいくつか見たとおっしゃっていました。
ただBさんが結婚相談所を探したときの話を聞いて感じたのは、非常に分析力のある男性だということです。
Bさんの第一印象はとても個性的で、世代的にそういうものなのかなとは思いましたが、、、Bさんとはそれについてかなり話し合いました。たとえば、髪の色が少々奇抜だったのですが、大手相談所さんだったら無難に黒く染めるように言われたかもしれません。
ただBさんと話すと、見た目よりも印象が良く、とても真面目な方でした。それもあって、最終的には成婚できると思いました。
婚活は、下手に個性を隠しても交際が進めばすぐにわかってしまいます。そのため、中途半端なキャラではなく、無難に見せるかそのままアピールするか、大きく分けて二択が求められます。
それでBさんの場合は、見た目は変えずに活動することを提案しました。Bさん自身も、同年代では変わっているという意識があったようですが、隠してもすぐに個性が出てしまうので納得していました。
実際にお見合いも成立しましたので、活動の戦略としては良かったと思っています。
活動編
好印象のプロフィールで221名の女性からお見合い申し込み
ここからはBさんの入会後の活動状況についてお伝えします。
クラブ・マリッジでは入会すると、お見合い相手を探すためのシステムに掲載するプロフィール(写真とPR文章)を作成しますが、Bさんからは活動を始めたときの感想を次のようにいただきました。
Bさんの写真は会社の社員紹介などでも使えるくらい印象の良いものに仕上がりました。
私たちは、人によって笑顔の練習についてもお伝えしています。そこまでプロフィール写真にこだわるの?という意見もあるかもしれませんが、それだけ本気でやるのが弊社の方針です。
PR文章については、Bさんが最初に自身で書いてくださった内容が良かったので添削程度でしたが、担当PRでは写真と見た目のギャップをどうやってフォローしようか悩むこともありました。
ちなみに、会員様のPR文章はプロのライターにも加わってもらって提案させていただいております。
こうしてプロフィールが完成したBさんは何と、女性からのお見合い申し込みが221件もありました。なので、活動の第一段階は成功と言えます。
またBさん自身でお見合いを申し込んだのは34件。そして合計255人の女性の中から23人とのお見合いが成立しました。
活動初期は毎週お見合いをされていたので、かなりハードなスケジュールだったことでしょう。
お見合い成功のコツは素直さと柔軟性
23人の女性とお見合いをされたBさんですが、成婚相手は当然1人だけです。そこで、成婚相手に出会うまでのお相手について伺いました。
Bさんは具体的に話すことが得意で会社でもポジティブな人が多いから前向きに考えられる強みがあります。Bさんも、ご家族がおおらかなので大抵のことは受け入れてくれるとおっしゃっていました。
それもあって、ポジティブで明るい女性を求めていたBさんですが、実際にそういう相手に巡り会えて本当に良かったと思います。またBさんは、良い意味でルール通りに進めるのが得意なことも活動がスムーズだった要因と言えるでしょう。
最近では結婚相談所のように仲人的な担当者が仲介するマッチングアプリも存在しますが、マッチングアプリはルールがあるようでないため、Bさんの状況においては結婚相談所はベストな選択肢だったと改めて思います。
ただ成婚までたどり着くにはお相手との相性も大切です。
私たちは婚活をサポートするコンセプトとして「プロの力を頼ろう」と提唱していますが、婚活はスポーツジムに通って自分が頑張れば痩せるというようなものではありません。たとえば「服はどれを着ればいいですか?」のように丸投げされる方もいらっしゃいます。わからないことや上手くいかないときの素直さはとても大事ですが、主体性も必要です。
また持論が強すぎて、交際相手の要望を加味した提案なのに受け入れてもらえないと、いずれ破局を迎えるでしょう。
そういう意味では、Bさんは素直で柔軟性がある方でした。
そんなBさんですが、お見合いではどんなことを意識されていたのでしょうか。Bさんは当時の様子をこう語ってくれました。
ちなみに、Bさんのお見合い時の条件は、同年代(前後5歳程度)で、できれば自立されている方というご希望でした。
実際に成婚相手の方も仕事は続けたいと言ってるそうで、子どもができても育休を使うなどして、お互いに支え合っていこうというお話をされているようです。できる限り希望に近いお相手と出会えるのも結婚相談所の強みと言えます。
葛藤の中でも光ったBさんの考え方
さて、23人の女性とお見合いし、そこから8人と交際されたBさんですが、成婚相手と出会うまではさまざまな葛藤もあったようです。
Bさんは仮交際のステージで3人の女性と並行して交際していたこともありました。タイミングもあるから仕方はないものの、その段階でお見合いの申し込みがあってもスケジュール的に断ざる得ないのが現実です。
また男性の気持ちとして、たくさんの女性と会ってお相手との相性を確かめたいのが本音なのはわかりますが、そうするとお金も時間もかなり消費します。
事実、お見合いをすれば一回約3000円のお茶代がかかりますし、デートならおそらく1万円くらいは使うでしょう。Bさんも「旅行に行けるくらい使いましたね」とおっしゃっていました。
でも本当にその通りで、Bさんは23人とお見合いされていますから5万円〜7万円かかります。8人と交際して、成婚相手以外の方と一回のデートで交際終了となったとしても、それだけで7万円です。
成婚相手にお金と時間をかけるのは当然ですが、それ以外の方とたとえば5回ずつデートしたら…。そう考えると、単純計算でも相当な金額がかかることが分かりますよね。
とりわけ若い男性は女性からの申し込みがたくさん来るので、普通に5人くらいと同時に交際できる!と思ってしまいがちですが、現実的にはペース的にも限界があります。
ですが、婚活の進め方としては結果的にBさんに合っていたと思います。Bさんも自身の経験を踏まえて、結婚相談所での活動が向いている男性を次のように仰っていました。
Bさんのこうした考え方はご自身の活動にも置き換えることができていたので、活動の進め方としては良かったと思っています。
もちろん、成婚相手に出会うまではお疲れの様子も伺えました。Bさんは交際する女性一人ひとり丁寧に接していましたが、それが噛み合うときとそうでないときは当然、相手次第です。
当時のことをBさんは就活で苦労した記憶がよみがえったとおっしゃっていました。
たしかに、好きな人に自分を好きになって欲しくて100%向き合っていても、交際終了になることはありますし、そうなったら凹みますよね。また一からやり直しですし、それを繰り返しても上手くいく保証はありません。
ただ、その努力を続けた人が成婚できるのも頑張った人の特権なので、Bさんの葛藤は誰もが避けて通れない道なのかもしれませんね。ちなみに、マッチングアプリでモテモテだった女性が結婚相談所でお見合いの申し込みが少ないという逆転現象もよくあります。そのため、マッチングアプリの経験がある会員様には、現実的な状況をきちんとお伝えするようにしています。
成婚退会編
短期間ながら紆余曲折を経ての運命の出会い
さまざまな葛藤を乗り越えて成婚相手と出会ったBさん。お相手との馴れ初めやプロポーズまでの軌跡が気になるところですよね。また今後の予定なども伺いましたので、合わせてご紹介します。
入会から2ヶ月、なかなか交際が進展しなかった中でついにBさんは成婚相手と出会いました。私も先日、お相手の方と対面させていただきましたが、忌憚のない笑顔で何でも話してくれる優しい印象を受けました。
Bさんもお見合い時の第一印象を「笑顔が素敵で、すごく楽しんでもらえたのが嬉しかったですし、元気がよくて自分の話もちゃんと聞いてくれた」とおっしゃっています。大袈裟な言い方かもしれませんが、男性はそれだけでも嬉しいものなのです。
よく品定めではありませんが、そういう態度をとる女性がいらっしゃいます。しかし、それが続くと心のダメージが大きいもの。なので、Bさんのお相手は本当に100点満点だと思います。
お見合いは質問形式になってしまうことが多いのですが、気兼ねなく雑談できる方が楽しいものです。Bさんは「品定めされていると感じるお見合いはそれまでもなかったけど、彼女は歩調も合わせてくれる」とおっしゃっていました。
交際成立後は週に2回くらいのペースでデートを重ねたBさん。お相手と過ごす時間の楽しさから、将来の話をする時間が最初はなかったようですが、3回目くらいのデート後にはとても前向きという報告もしてくれました。
そして程なく真剣交際に進み、成婚への道を歩み始めました。
真剣交際に進んだときの様子を語ってくれたBさん
こうして真剣交際に進んだBさんですが、考えてみると、お見合いからまだ2ヶ月くらいしか経ってないので相性もぴったりだったのでしょう。短い期間でもたくさん会っていたので、すごく落ち着いた関係に見えます。
またどちらかというとBさんがリードする関係でもあり、プロポーズをするときの指輪の購入など、段取りも早かった印象を受けます。
Bさんが「だらだら付き合っていても変わらないから、それなら早めにと思って」とおっしゃっていたのは記憶に新しいです。
そして迎えたプロポーズの様子をBさんは次のように語ってくださいました。
素敵なプロポーズになったようで私たちもホッとすると同時に嬉しさが込み上げてきました。その後は2021年の年末にお相手のご両親と祖母に挨拶をして、スケジュールを調整しながら入籍や同居のタイミングを図るとのことでした。
婚活を振り返って
マッチングアプリでの苦い経験やクラブ・マリッジで活動開始後の葛藤もありながら、見事、入会から4ヶ月で成婚退会となったBさん。最後に婚活を振り返っていただきました。