恋愛と結婚はやっぱり違う?20代理系女子が出会って3ヶ月のスピード婚に至った理由。

婚活は彼氏彼女の出会いを探す恋活と異なり、結婚したい男女がするものです。なので、婚活女子の中には、胸キュンがないという悩みを抱える方も少なくありません。

大手企業に勤める20代女性Bさんもその一人でしたが、この度、クラブ・マリッジでめでたく成婚退会となりました。しかも、お見合いからわずか3ヶ月というスピード婚。

果たしてBさんの成婚の決め手は何だったのでしょうか。

今回は、Bさんの入会から成婚までの1年間をクラブ・マリッジのカウンセラー朝倉さんと一緒に、インタビュー形式でお届けします。

婚活中や婚活をはじめようと考えている女性の皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

※インタビューはZoomを活用したオンライン対応で行いました。

目次

入会編:マッチングアプリから結婚相談所へ

大手企業で研究開発に携わり、趣味は小さい頃から続けているクラシックバレエという20代女性のBさん。結婚相談所に入る前はマッチングアプリで出会いを求めていたそうです。まずはイマドキの20代女性の結婚観に迫っていきたいと思います。

マリブロ編集部
この度はご成婚おめでとうございます。 早速ですが、結婚相談所に入る前に婚活はされていましたか?また、出会いの場はどんなところが中心だったのでしょうか?Bさんの周りの女性の婚活事情も含めておしえてください。
Bさん
私の周りの女性で、20代で結婚というのはそんなに多くない気がします。知り合いに聞いた話でも30代半ばで結婚しているというものでしたから。 もちろん、いつかは結婚はしたいし、子どもが欲しいから早い方が良いとは思っていたけど、1年以内に!みたいのは最初は考えてなかったですね。 婚活は、クラブ・マリッジに入会する1年くらい前に彼と別れて、その後マッチングアプリを半年くらいしていました。 アプリって会う前にチャットするんですけど、10人くらいとチャットして、そのうち3〜4人と会いました。デートも2〜3ヶ月続いた人がいましたが、お付き合いと言えるところまではいかなかったですね。
マリブロ編集部
なるほど! アプリで出会った方たちは決め手がなかったのですかね。アプリを利用した感想はいかがですか?
Bさん
そうですね。仲良くはなれましたけど、付き合うキッカケがなかったです。 アプリのサービス内容は良かったと思います。でも毎日チャットするのに時間を奪われるので、私には合わないと思いましたね。
マリブロ編集部
アプリは慣れてしまうと同じようなやりとりを繰り返すばかりになってしまい、出会いにつながらない!みたいな感覚にはなりませんでしたか?
Bさん
それはなかったです。これは後で思ったことですが、結婚相談所よりもいろいろなタイプの人がいるので、レパートリー(笑)としては面白いかなと感じました。
マリブロ編集部
朝倉さんにもお伺いしますが、マッチングアプリの良いところはどんなところですか?
カウンセラー朝倉
マッチングアプリは始めるのが簡単で、お金がかかるといっても「このくらいか」と思える程度なのが良いと思います。
Bさん
気軽にできますし、友だちの紹介や合コンより身近な気がします。
カウンセラー朝倉
ただ婚活パーティーなどもそうですが、怪しい人(既婚者、ワンナイト狙いなど)が登録していても監視システムがないので、結婚を目的とする場合、微妙な部分はありますね。
マリブロ編集部
アプリと聞くと世代によっては抵抗を感じる人もいると思いますが、Bさんの世代ではどこのアプリがいいみたいな話もするのですか?
Bさん
周りで婚活をしている人がいない(やっているかわからない)ので、そういう話題は上がって来ないです。 またおっしゃる通り、相手がどういう人かわからないので、周囲の人に身元を心配させてしまうことはあると思います。 なので、使い手のリテラシーは必要かなと思います。
マリブロ編集部
それでは結婚相談所を利用しようと思ったキッカケは何だったのでしょうか?
Bさん
友だちに「やってみたら?」と言われたのがキッカケで、いくつか調べて検討しました。
マリブロ編集部
結婚相談所を調べたとき、各相談所にはどんな違いがありましたか?またクラブ・マリッジを選んだ理由は何だったのでしょうか?
Bさん
クラブ・マリッジは、夜遅くまでやってるとか出張などのキーワードが検索で引っかかったからです。実際に活動してみて、それはあまり重要ではなかったですけどね(笑)。 その他、大手の相談所と個人でやっているような小さな相談所、それらの中間くらいの相談所と、3箇所調べました。 クラブ・マリッジを選んだ理由は、自分がある程度自由に活動できそうだし、忙しくてもサポートが受けられそうだと思ったからです。
マリブロ編集部
友だちに勧められて(結婚相談所が)選択肢に入ったわけですが、それで入会まで進むのは行動力ありますね。
Bさん
効率的に目標を達成するために何かのサービスを利用するって、私たちの世代ではわりと普通でして。 自分でアプリを作る人もいたり、そういう環境が身近にあるというのもあると思います。
マリブロ編集部
なるほど!情報に触れる機会も多いから、今はそれが当たり前なのかもしれませんね。 ここで朝倉さんにお尋ねしますが、Bさんのように20代女性で婚活する方は多いのでしょうか?
カウンセラー朝倉
少なくはないですね。身内など身近な人が結婚をしたことをきっかけに、いずれはと思いつつ早い方がいいなと考え登録したり、という感覚です。 20代の方は目標がしっかり決まっていて決断も早いという傾向があります。付き合うのも早いし、別れるのも早い(笑)。まぁそれはそれとして、経験値が豊かな人の方が決断力がないことが意外とある気がします。
マリブロ編集部
ここからは実際に、結婚相談所に入会してみての感想を伺ってまいります。入会後は写真撮影やプロフィール作成をすると思いますが、いかがでしたか?
Bさん
(ヘアセットやメイクなども含めて)ちゃんとしたところで撮影するんだと思いました。本当、久しぶりに写真館できちんと撮ったなーという感じですね。
マリブロ編集部
アプリのときはどんな写真を使っていたのですか?
Bさん
アプリでは旅行をしたときの写真を使っていました。
カウンセラー朝倉
アプリに比べたらガチですよね。
Bさん
でも、いろんなポーズをするなど、撮影は楽しかったです。
マリブロ編集部
Bさんにとってお見合い写真は重要ですか?
Bさん
それなりの写真ならいいんじゃないかという感覚です。 私が相手を見るとき、写真と実物の違いをそこまで気にしなかったので。 相手に自分がどうみられているかはわからないので、何とも言えないですが、自分ではこれくらいできればいいかな(お見合い件数)と思えるお見合いは成立したと思いますし、そこまで写真が影響したとは思わないですね。
マリブロ編集部
それは珍しいですね。個人差はありますが、写真の良し悪しでお見合い成立率も変わりますし、「写真とイメージが違う」など、お断りの理由になるケースは多いと聞いています。
Bさん
そうなんですね。 私は写真よりもプロフィール文で相手へのイメージを膨らませていたので、そことギャップがある方が気になりました。
カウンセラー朝倉
それは内面を見ようとしているので、良いことですね。
マリブロ編集部
ではプロフィール文章はどんなことを意識しましたか?
Bさん
テンプレートみたいなものを送っていただき、それに合わせて書いたと思いますが、特別何かを心がけたことはあまりなかったですね。
マリブロ編集部
朝倉さんにお聞きしますが、お見合い写真はあの手この手を使って良く見せようとする(画像を修正したり加工したりすることはありません)と思いますが、実際に会ったときとのギャップは大きいものですか?
カウンセラー朝倉
外見を大事にする方は写真を見て会いに来るので、イメージと違うと「あれ?」っとなって、テンション下がるんですよね。 その時点でお断りの気持ちになってしまうので、1時間の会話でそのテンションを持ち直して交際に持っていくのは結構難しいと思います。 これは昔の話ですが、男性の会員様から「相手の女性が写真とあまりに違う」と怒られたことがありました。そのときは、相手の方があきらかに画像修正していたみたいで。 (※画像修正はNGです) そういう意味でも、お見合いでは写真と同じようなイメージを持たれるように、写真に近い身だしなみが必要です。
Bさん
私も活動の途中で髪を染めたり、髪型を大幅に変えたりしましたけどね。
カウンセラー朝倉
Bさんの場合は、ギャップと言っても悪いものじゃないですよね。むしろ、写真よりも印象が良くなっていたと思います。 写真とお見合いで会ったときのギャップは、写真の印象を払拭するくらい良いものなら、それは気にしなくていいでしょう。

活動編:Bさんと考える男性の選び方&恋愛と結婚の違い<

結婚相談所で新たな出会いを探すことになったBさんですが、お話ししていると少しサバサバしたタイプの女性に感じます。そんな彼女にとって、恋愛と結婚はどう違うのか?またドキドキ感がなくても(恋愛しない状態でも)結婚には進めるものなのか?その辺りを伺ってみました。

マリブロ編集部
それではお見合いの話を聞いていきたいと思います。 Bさんのお見合い人数は36名、そのうち13名と交際だったそうですが、初めてのお見合いは覚えていらっしゃいますか?また印象に残っているお見合いはありますか?
Bさん
初めてのときは何となく覚えています。ホテルのラウンジでケーキをご馳走になったんですが、結果的に交際は断っちゃって、申し訳なかったと思います。
マリブロ編集部
お見合いというシステムには馴染めましたか?時間や場所なども含めて感想をお聞かせください。
Bさん
そういうものだと思って活動していたので、良い悪いは気にしなかったですね。 1時間という時間の中で(交際可否を)決めてきましたが、もっとこうしておけば良かったみたいな後悔はありません。
マリブロ編集部
交際まで進んだ方の中で印象に残っている男性はいらっしゃいますか?
Bさん
全体的な感想でいうと、活動初期の頃は結構たくさんの方と会っていましたが、ほとんど断ってました。「嫌なところがなければ交際に進んでみたら?」と言われて、生理的に無理でなく話すことがありそうな人とは交際しました。 でも結局、断っちゃったので、今考えると悪かったかなとも思います。けど、きっと相手もそのくらいの温度感だったんじゃないかなと思います。 活動後半に、交際まで進んだ方に対しては、「相手のここが良かったから」みたいな理由で決めていたので、それなりに覚えてはいます。
マリブロ編集部
お見合いで相手に交際希望を出してもらうために、何か努力したことはありますか?
Bさん
身の丈に合わないことでやっても後で大変になると思ってたから、特にないですね。自分に合う、相性の良い方と出会えればいいと思っていたので。
マリブロ編集部
朝倉さんに質問ですが、お見合いから交際につなげるポイントはどんなところですか?
カウンセラー朝倉
Bさんの婚活を聞いていると、活動初期と後半に行動が変わったわけですが、どちらの行動も正解だと思います。 相手の悪いところに注目してしまうと、お断りしか答えがなくなってしまいます。なので、迷っているときはとりあえず会ってみましょう!とアドバイスしているのですが、Bさんは自ら行動を切り替えておられたのが素晴らしいですね。
マリブロ編集部
Bさんは活動期間が約1年、お見合い人数が36名ですから、毎月3名と会っていた計算です。婚活に対して忙しいと思いませんでしたか?
Bさん
忙しいとは思わなかったですね。予定を詰め込んだとしても1時間と決まっていましたし、早めに予定が決まりますから。 むしろ、交際が進んで時間を作るのがプレッシャーでした。
マリブロ編集部
Bさんの交際人数は13名ですから、お見合いから交際に進む人数の割合は平均的(30%〜40%)と言えます。データ通りというか婚活女性のお手本ですね。 交際を進展させるにあたっての悩みとかはなかったですか?また結婚相手と出会う前までの方で印象に残った方はいらっしゃいましたか?
Bさん
悩みはあまりなかったですね。 成婚相手になる方に出会った頃、別で交際していた方は覚えています。(成婚相手以外で)交際した方の中で一緒にいて一番疲れなかったんですね。 だから、成婚相手と出会わなかったら交際を続けてたかもしれないです。
マリブロ編集部
旦那様の前に交際されたその男性はどんな方だったのですか?
Bさん
私が仕事が忙しくて時間を作るのが大変なので、私に合わせてくれるところが良かったですね。
マリブロ編集部
Bさんは、交際中は自分からデートに誘う派ですか?それとも待っている派(受け身)ですか?
Bさん
ケースバイケースですけど、自分が時間を取れることが少ない時期もあったので、自分からスケジュールを提案して合わせてもらうことが多かったですね。 ただ私の場合、交際に進んだといっても、1〜2回食事をするだけで終わった方が多くて、、、 婚活って最初は男性がリードしてください!みたいな流れがあるじゃないですか。だから、その流れに乗ってお任せしていた感じも多かったですね。
マリブロ編集部
交際初期で終わってしまう事も多かったんですね。 そこから先に進まない理由は何だったと思いますか?
Bさん
お互いにそうだと思うのですが、食事をした後、時間を作ろうとしているうちに連絡しなくなって、別に会わなくても良いかなと思うようになってしまったことですかね。 これはアプリとかでも同じですけど。
マリブロ編集部
Bさんは気持ちがブレるタイプじゃないというかあるご自身のペースが確立されていらしゃるのかなと感じるのですが、Bさんが男性に対して気持ちがグッと高まるポイントは何ですか?
Bさん
うーん・・・。 これは成婚相手を選んでから振り返って思ったことだけど、好意を自分にわかるように示してくれたことです。 また、自分がやってもらって嬉しいことが相手のしたいことだったり、自分がこうしたいと思うことが相手の喜ぶことだったり、そういう相性の良さもありました。 以前の交際の方で、デートのたびにプレゼントくれる人がいて、気持ちは嬉しかったけど自分がして欲しい好意の表現じゃなかったので、逆に申し訳なくなったりしてしまって。 そういうのが合うのは大事だなと思いました。
マリブロ編集部
婚活をしていて辛いと感じたことはありましたか?
Bさん
あまりないですね。 ただ時間調整が難しいので、住んでいる場所が自分と距離のある人から「もっと会いたい」と言われると、好意を持ってくれるのはわかるけど、自分のプライベートがなくなってる気がして進めるのが辛い時もありました。
マリブロ編集部
Bさんにとって恋愛と結婚は違いますか?
Bさん
違うとは思ってないですが、結婚を決めたとき、元カレへの感覚を100としたら、実は50から60くらいの感覚だったんです。 でも、今は彼と一緒に新生活の準備しているうちに「いいな」と思うようになりました。今では、過去の誰よりも一番好きです。恋愛感情を相手に感じられていて、今はそれがとても幸せです。
マリブロ編集部
Bさんのような感覚は婚活女性には多いと思います。婚活では自由恋愛のようなドキドキ感が少ないため、結婚の決め手に欠けるというか、本当にこの人でいいのか?と迷ってしまうんですね。 でも、Bさんは婚活をロジカルに捉えて進めてくださったので、上手くいったのかもしれません。男女の関係は単純なものではないので、Bさんの婚活の進め方はきっと多くの女性の参考になるのではないでしょうか。

成婚退会編:ロジカルだけど人間味あふれる彼との出会い

36名とのお見合いを経てついに結婚相手と出会ったBさん。お相手の男性は、Bさんがこれまでに付き合った方と何が違ったのでしょうか。彼との馴れ初めや恋愛感情が高まっていった理由、成婚後の状況を伺ってまいります。

マリブロ編集部
お相手の方に対しての気持ちは、過去の恋愛に比べたら50%くらいだったのことですが、決め手は何だったのでしょうか?
Bさん
居心地が良かったことは間違いないですけど、毎回ストレートに「私のことが好き」と言ってくれるのが嬉しかったですね。 ただ、言葉だけだと私も動かなかったと思います。私が忙しいときでもそれに合わせてくれたり、迷っているときに何が原因で迷っているのか聞いてくれて、それを一つずつ解決してくれたり、コミュニケーションが上手だと思いました。
マリブロ編集部
女性が迷っているとき、男性は一方的な解決策を提示しがちですが、女性はそれを求めていないことが多いですよね。お相手の方はBさんの性格を考えた上で提案してくれるのでしょうね。
Bさん
はい。聞き方ひとつとっても「なんでダメなの?」じゃなく「何を問題だと思ってる?」みたく、私のプレッシャーにならないように言葉を選んで聞いてくれるのが嬉しいです。
マリブロ編集部
お相手の方はとても人間味あふれるイメージがありますが、どんな方なのですか?
Bさん
ロジカルな方です。でも、理論だけで物事を進めるわけじゃなく、相手の感情を考えて行動してくれてとても優しいです。 あと、しゃべりが上手いなって思いましたね。仕事も楽しんでるようで、そういうところがお見合いのときからいいなと思っていました。
カウンセラー朝倉
Bさんがもともとロジカルなので、理系の男性の方が合っているとは思っていました。 ただロジカルな男性って、コミュニケーションよりも論理的な考え方を優先してしまうため、冷たい印象を与えがちです。なので、Bさんがおっしゃるようにお相手に気持ちが入っていることはとても素敵だと思います。 Bさんはマイペースで自分の考えを言葉にして計画的に進めるご性格なこともあり、あまり感情面での報告がなく、最後の方は成婚退会をいつするとか事務的な話がメインでした。 だから、Bさんがご成婚までの気持ちが高まったのはいつ頃だったんだろう?と、気にはなっていました。今、Bさんから(お相手に対する恋愛感情が)最初は50%くらいだったけど今は大好きだと聞いて、とても安心しました!(笑) 婚活では、成婚が決まってから一緒に生活していく準備をする中で徐々に気持ちが高まっていくケースも多いですね。
Bさん
こういう発言が相応しいかどうかわかりませんが、成婚退会するとスキンシップの機会が増えるじゃないですか。それも大きいと思います。

結婚相談所では婚前交渉がNGです。

カウンセラー朝倉
スキンシップは大事ですよね。 私たちもサービスを提供していく中で、スキンシップについてはいろいろと思うことはあります。
マリブロ編集部
結婚相談所では、キスや手をつなぐのはOKですが、そういうスキンシップはとっていましたか?
Bさん
はい。それはしていました。 ただ、彼とは「もし体の相性が悪かったとしても結婚していたよね」と話しています
カウンセラー朝倉
そういう関係を話し合えないカップルもいますから、それができるのも良いですね。
マリブロ編集部
理性的なお二人ですが、感情的に「今すぐ会いたいよ!」っていうときもあるんですか?
Bさん
今はお互いにあります。まだ一緒に住めていないので… でもそういう気持ちも最近になってからで、結婚してから感じるようになりました。
マリブロ編集部
交際段階の状況をもっと知りたいのですが、真剣交際に進むにあたって、壁はありましたか?
Bさん
彼に真剣交際の申し込みをもらってOKして、朝倉さんにも彼と真剣交際しようと思いますという話はしていたのですが、他にお見合いしたい方がいるから仮交際に戻したいと、ざわついていた時期がありました(笑)。 その話も彼にLINEして、そのときは「わかった」って言われました。 でもその後、彼から「自分がBさんを好きという気持ちが伝わっていないと思ったから、改めて真剣交際をしたいと思っているよ」と、告白されたんですね。 男性にとって真剣交際の申し込みって、そろそろ時期だからとか相手にマイナス点がないからとか、淡々に進めていくものだと思っていました。 以前にも真剣交際を申し込まれた方もいましたけど、そういう気持ちかなと感じて、決め手に欠けるなと思ったので断っていました。 でも彼はそうじゃなくて。 唯一、システマチックな関係から先に進んで恋愛感情が動いたというか、「あ、いいな」って素直に感じたんです。
マリブロ編集部
なるほど!それがターニングポイントだったのですね。
カウンセラー朝倉
私たちは正直、Bさんが他の方ともお見合いしようと思うとおっしゃたときはとても心配しました。 お見合いはタイミングを逸しても、後に成立する可能性があります。ですが、真剣交際はタイミングを逃すと、そのまま交際終了となってしまう可能性が高いです。 Bさんが別のお見合いをすると聞いた上でアプローチを続け、気持ちが固まるのを待ってくれた彼はとても優しく強い方だと思います。他にいないくらい素敵です。
Bさん
たしかにそうですね。 あと、実際に待っていてくれたということで、私に対してそういう感情(好きでいてくれている)が本当にあるんだと実感できたことは、私にとってプラスに働いたと思っています。 待っててくれたことには本当に感謝しかないです。
カウンセラー朝倉
男性は「待って」と言われると、その瞬間に心が折れることがありますからね。 実際お相手は内心ソワソワしていたかもしれませんが… それでも人に対する気持ちがブレないところ、尊敬できますよね。
Bさん
それは本当に私も尊敬しています。
カウンセラー朝倉
お相手は精神的にも安定していますよね。 また、相手にプレッシャーを与えないように行動していくことは見習いたいですね。
Bさん
そうですね。最近は私が機嫌悪いときに「何かあった?」と聞いてくれて。
カウンセラー朝倉
そういうところですよね、男性が求められるものは。女性がご機嫌斜めなとき、変に空気を読んで、優しい言葉をかけずに様子見の人もいますからね。 彼は、Bさんが自身も気づいていないBさんのトリセツを考えてくれたように感じました。
マリブロ編集部
人を好きになる過程って人それぞれ違いますよね。 もし婚活を始めたばかりの頃の自分、もしくはBさんと同じような想いでいる女性に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか?
Bさん
今考えると、 自分の場合は私のことを好きになってくれて、私のわかる形で想いを伝えてくれる彼と出会えたことが運が良かったです。 出会えるまでコミュニケーションをたくさんとるようにして、いろんな人と会うしかないのかなと思います。
マリブロ編集部
婚活について、やめたいなと思うことはありましたか?
Bさん
ネガティブな気持ちになることはなかったけど、活動を1年続けてダメだったら、結婚しなくても良いかなとは思いました。
マリブロ編集部
Bさんは、ご成婚後に気持ちが高まって、今は大好きな彼と幸せに過ごしていらっしゃいます。 婚活をされている方の中には、「私は彼が好きなのかわからない」「恋愛感情が湧かない」という人もいると思います。 Bさんは、この人!という判断基準は何だったのでしょうか?
Bさん
私の場合は、相手にリードしてもらったことに尽きると思います。 先ほどの恋愛と結婚の話の続きになりますけど、最初から好きだと思ったのではなくて交際を進めていくうちに「相手のことを幸せにしたい」とか「相手と一緒に幸せになるんだ」という覚悟みたいなものが高まっていって、それが掛け合わさって「好き」という気持ちも生まれてきたという感じです。 だから、好きかどうか迷った末に、彼に決めたわけじゃないんですよね。
カウンセラー朝倉
「覚悟を決めていく中で好きの気持ちも高まった」ということですね。これは本当にまさに!です。 結婚は、「相手を選ぶ」ではなく「この人と幸せになると自分が決めて、前向きに向き合う覚悟をする」ということです。そう決めていくことで迷いがなくなっていくので気持ちも相手に向かっていきます。 成婚だけじゃなく、入籍までもあっという間でしたよね?
Bさん
お見合いから3ヶ月経たずで入籍もして、彼のお母さんからもスピード婚と言われました。 彼には妹さんが二人いて、一人は結婚されているので、結婚の挨拶は二度目だそうです。 私は、家族に婚活のことを言ってなかったので、母はまだ昔の彼と付き合っていると思っていたようです。なので、母に結婚の話をしたときは、前の彼とはなんで別れたの?ちゃんと整理したの?って心配されました。
マリブロ編集部
それは、お母様は驚きますよね(笑)。 成婚退会後は順調ですか?
Bさん
はい。問題なく過ごしています。
マリブロ編集部
彼との交際はどのくらいの頻度で会っていたのですか?
Bさん
彼とは週一ペースで会っていました。 お見合いが12月だったので、「クリスマスにはチキンを食べに行こう」とか誘ってもらって、予定を立ててくれて、交際した人の中で一番会う頻度が多かった気がします。
カウンセラー朝倉
私はBさんに対して、それなりの交際期間を経て話し合って決めるタイプかなと考えていました。どちらかというと押しの強い方は苦手だと思っていたんですね。 それが最近どうですか?と聞いたら、実は今月退会しようと思ってますと言われて、「え!早っ!」って感じでした。お相手のアプローチの強さとお気遣いがBさんにちょうど合ってたんですね。
Bさん
そうですね。アプローチの表現の仕方も私にとって心地よかったです。
マリブロ編集部
プロポーズはさすがにロジカルシンキングみたいな伝え方じゃないですよね?
Bさん
(セレモニー的な)プロポーズはされてないです。 おうちデートで一緒にご飯食べてるとき、「結婚しようと」言われました。でも、つい勢いで言ったらしいんですね(笑)。 あとで改めてちゃんと言うよとも言われたのですが、プロポーズのための時間割くなら今のままでいいかなと。彼は本当はやりたかったのかなとも思いますけど(笑)。
マリブロ編集部
Bさんはその辺もなかなか感情で表さないというか、思考がロジカルですね(笑)。 引っ越しや挙式の予定は決まっていますか?
Bさん
引っ越しは今月末にします。挙式は私にそこまで希望がないのですが、ドレスは着たいので、フォトウェディングにしようと思っています。 旅行(ハネムーン)は、今はコロナで海外は厳しいですが、いずれは行きたいです。なので、今は近場でのんびりできるところへ行こうかと思っています。
マリブロ編集部
指輪はどうされたのですか?
Bさん
指輪はいらないです。イヤリング欲しい?と聞いてくれましたが、別にいいかなって。 でも、冷やかしにはなっちゃったけど指輪の試着には行きました(笑)。 入籍した日、突発的に彼が誘ってくれてお店に行ったんですが、「まぁこんなものか」という感じでした。意外と安いと思いました。

おわりにーー

マリブロ編集部
それでは最後に婚活を振り返って、結婚相談所の感想などをお聞かせください。
Bさん
出会える人すべてが、バックグラウンドのわかっている人という安心感がありました。 あと、下調べの段階では、活動しながら自分が成長するとか変わるみたいな人が多い印象だったのですが、私はそういうことは特になかったですね。 クラブ・マリッジに対しては、私が忙しい中での活動だったので、サポートして欲しいところを助けていただけて感謝しています。 また朝倉さんとの面談は女子会みたいで楽しかったです。
カウンセラー朝倉
ありがとうございます!私もBさんとの面談楽しかったです(笑)! お相手へ求めるものがあると自分を変えていく必要も出てきますが、Bさんはとにかく「自分と合う方なら」と、ネガティブな事も言わずマイペースに着々と活動してくださいました。良い方と出会えて本当によかったです。
マリブロ編集部
朝倉さんからも最後に一言お願いします。
カウンセラー朝倉
本当に、おめでとうございます!の一言に尽きます。 Bさんはマイペースな方なので、想像以上にハイペースでの成婚となりびっくりしました。今は幸せそうなお顔やエピソードを聞けて、本当に嬉しいです。 Bさんの場合、元カレさんという、相性も居心地もよい人がいたことで比較対象を作ってしまわないかがネックだったように思います。 ただ、復縁したとしても彼には結婚願望が今はない。活動の中で出会う相手だと結婚までが近い。そういったお話をして、改めましてBさん自身の希望を聞いた時「結婚がしたい。結婚相手が欲しい」とハッキリおっしゃってくださったのが印象深かったです。 それからはBさんに合うような、お仕事が好きだったり、思考がロジカルな男性とお見合いができるようにサポートを続けさせていただきました。結果、この話しをしてからわずか2ヶ月ほどでご成婚となった男性と出会いました。お相手もとても素敵ですが、Bさんがご自分の意思を決めて着実にご活動なさったからこそのご成婚退会となりました。 このまま順調に、いつまでも幸せな家庭を築いていただけたらと思います。本当に本当におめでとうございます!!
MARIBLO
成婚インタビュー | MARIBLO クラブマリッジで実際にご成婚された会員様のインタビューです。結婚相談所の活動や体験について本音で語っていただきました。

❣ この記事を書いた人

34歳の時に結婚相談所(クラブ・マリッジ)の活動で成婚退会、現在1児の母。その後、相談所カウンセラーに。元漫画アシスタントの経験を活かして婚活イラストコラム連載中。

おとなしそうにみられるが聞き上手+喋り出すと止まらないちょいオタク女子。自分の経験をもとに成婚から結婚生活に至るまでおせっかいアドバイスが得意。

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