真剣交際と仮交際の違いとは?相談所で1年以内に結婚を目指す人が知っておくべきルール

婚活アプリやパーティー、結婚相談所での活動経験ある方の中には、「婚活を始めたものの、なかなか交際がうまくいかない」という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、婚活の世界では一般の自由恋愛とは違った交際ルールが存在します。
このルールを正しく理解していなければ、的確な判断ができなかったり、タイミングが遅れたりして、結婚の機会を逃がしてしまうこともあります。

この記事では、そんな知っているだけで差がつく、基本的なルールについてお伝えします。
また今回は、交際前から成婚まで担当カウンセラーによる支援やサポートが受けられる結婚相談所を利用することを想定しています。

目次

入会から成婚までの流れ

婚活スタートから成婚までの道のりは、いくつかのプロセスに分かれています。
まずは、入会から成婚して退会するまでの全体の流れをつかむことが大切です。

【成婚までの道のり】

①情報収拾(婚活サービスの説明会への参加など)

まずは、数ある結婚相談所の中から、自分に合っていそうなところを選びます。
当社の場合は、婚活マーケットや意識動向に基づいた、独自のサポートとプロデュースシステムについて、ご説明しています。
ここで、会員が利用できる各種サービスや料金の紹介もします。

②会員登録(入会)

入会後は今後の人生設計や思い描く結婚生活についてヒアリングをおこないます。その情報をもとに、会員を成婚に導くための、専任の婚活プロデューサー(以下、担当者)が決定されます。

③活動・プランの設計

担当者が、婚活マーケットや意識動向データを踏まえつつ、会員の結婚観や理想や人生設計を反映させた婚活プランを組み立てます。

④ご紹介・お相手探し

登録されている会員から、理想の相手を検索します。
担当者から紹介されることもあります。

⑤お見合い

ここで初対面となります。実際にお話してみましょう。
伝えきれなかったことは、担当者を介して相手に伝えることもできます。お見合い後、お互いが希望すれば交際開始になります。

⑥交際

交際したら、デートを重ねてお互いをもっと知る機会をつくりましょう。
交際中の不安や悩みは担当者がサポートしてくれます。
些細なことでも相談してみましょう。

⑦真剣交際(プロポーズ含む)

結婚を意識する関係になったら、お互いに相手を一人に絞って真剣に交際します。この真剣交際はプロポーズも含めた大切なステージになります。

⑧成婚

真剣交際中に、プロポーズが成功して初めて成婚となります。

以上が大まかなプロセスになります。
当然、人によってつまずくポイントは違ってきますが、特に重要なのが、⑦の真剣交際になります。
ここからは、最後にして最大の難関である「真剣交際」に焦点を当てて解説していきます。

自由恋愛の交際と、結婚相談所での交際の違い

結婚相談所における交際の定義は、一般のものとは少し異なっています。
相談所ごとに、以下のようにルールの設定がされています。

・交際期間に関するルール

相談所での交際には期間が限定されています。
例えば当社の場合、「3カ月のルール」というものがあります。
これは交際できる期間が、お見合いした日から3ヶ月まで(最長6ヶ月)というルールです。

3ヶ月のルールの最大のメリットはお互いにタイムリミットを意識することによって、結婚までの距離が縮まることです。
一般的な交際では、期限がないので何年もダラダラと交際を続けて結局結婚には至らないというケースが往々にして発生します。
一方で、3ヶ月ルールがあれば結婚の意思がないのに交際がダラダラと続くことはありません。また、このルールが互いの結婚を後押しするきっかけにもなります。

・その他のルールについて

成婚についても、認識上のルールが設定されています。
相談所での成婚とは、結婚、婚約だけではありません。
「結婚の口約束」「宿泊」「宿泊を伴う旅行」「婚前交渉」「同棲」なども含まれます。ルールに関しては事前に詳しく確認しておきましょう。

仮交際、真剣交際でのポイント

仮交際と真剣交際の違いとは

【仮交際とは】
お見合い後の連絡先交換を経て、デートや食事の約束、ファーストコール(お見合いの後の最初の電話)をする状態を指します。
つまり、お見合いで初対面した後、2回目に会える状態を指します。

この仮交際の段階では、複数人と並行で交際することが可能です。
他の人と新たにお見合いをすることも可能となっています。

【真剣交際とは】
真剣交際とは、相手を一人に絞り、結婚を前提としたお付き合いをすることです。
この場合、他に並行した交際者がいる場合は仮交際がストップとなります。
また、新規での紹介や申込み等もできなくなります。

仮交際と真剣交際では、それぞれ異なったポイントに注意が必要です。

仮交際中で気を付けること・話すことのポイント

・ファーストコールの注意点

ファーストコールでは、あくまでお見合いのお礼と次回のデートの日時設定に集中しましょう。特に、電話に慣れていない人は長々とした話にならないように注意が必要です。
電話で相手との距離を詰めることは、対面と比べて難しいと言われています。
なぜなら、表情や仕草が見えず、声だけでコミュニケーションするからです。
何気ない一言が、悪い方に捉えられてしまうことも。
また、基本は電話ですが、メールでしたい場合は内容について担当者に相談してみましょう。

・初デートへの誘い方

デートに誘うときは、相手が都合の良い日時や、好き嫌いを聞き取ったうえで双方が楽しめるような内容にしましょう。
例えば、お酒が苦手な相手とワインが美味しい店に行っても一緒に楽しい時間を過ごすことは困難です。
相手が好きなものを参考にして、デート内容を決めるとよりうまく確立が高まります。

・初回デートはどこがいい?

初回デートは、短時間でもいいのでお互いのことを落ち着いて話せる場所が理想的です。
レストランやカフェなどがいいでしょう。
しかし、最初から豪華な食事だとお互い構えてしまいますので、適度にカジュアルなお店が理想的です。
また映画や水族館などのレジャー施設は、お互いの話をする機会が少ないため、初回デートには向きません。

・ファッションについて

立ち振る舞いを含む見た目で、人の印象の9割が決まると言われています。
過度におしゃれをする必要はありませんが、男女共に清潔感は必須条件です。

男性は、真面目な印象になるように心がけましょう。
頭髪やヒゲ、爪、靴を清潔に保ち、スーツ又は、アイロンがけしたシャツやスラックスなどの着用が好まれます。
Tシャツやジーンズはマナー違反になります。
どうしても自信がない方は、担当者や洋服屋のスタッフに相談してみましょう。

女性も、TPOに合わせて相手に失礼の内容に配慮しましょう。
強い香水や、過度な化粧、露出の多い服装は避けるほうが無難です。
相手に好印象を持ってもらうことを心がけましょう。

・仮交際中に確かめること

まずは、お互いの共通点や、好き嫌いの価値観などについて話してみましょう。
また、相手のいいところを見つけて、それを上手に伝えることができれば距離を縮めるきっかけになります。
ただし、他のお相手とのお見合いや、過去の婚活体験などについては触れないことがマナーです。

・どういったことを目安に交際すればいいのか?

お互いの性格、価値観、人柄、相性等を確かめるようにしましょう。
それらは、仕事やプライベートでのエピソードや、食事などを通じて知ることができます。
相手のことを受け入れて、一緒にいたいと思えるどうかが目安になります。

・同時交際の人数について

基本的に3人以上の同時交際はお勧めしません。
なぜなら、相手のことを深く知ることが難しくなるからです。
また、複数人と仮交際をする場合、1~2ヶ月以内に1人に絞ることが望ましいです。

・同じ相手とのデート回数について

生理的に無理な相手でない限り、最低3回は会いましょう。
1回目や2回目は緊張などもあり、本来の人柄が見えにくいことも十分考えられます。3回目のデートで、それまでは気づかなかった相手の良さが見えてくることもあるでしょう。

・交際を断る場合

もちろん、相手と合わない場合は断ることも可能です。
その際、担当者を通して伝えるように心がけましょう。
無用なトラブルを避けるためにも、断りの意思は直接伝えないことが望ましいです。

真剣交際に進展させるタイミング

仮交際を経てお互いへの理解が深まると、真剣交際に進めたいかどうかを確かめる時期にきています。

・真剣交際に進める際の目安は?

具体的にどういう状態になったら、真剣交際に進めるのでしょうか?
一般的に、以下のような状態が、次のステージに進む目安になります。

①デート回数が3回~8回
②仮交際の期間が1~2ヵ月
③お互いの気持ちが前向きになったら

上記の条件を参考にして、真剣交際に進めてみましょう。

・真剣交際に進むための具体的なアクション

「結婚を前提にお付き合い(真剣交際)して下さい」と伝えることで、お互いの同意や意思確認をおこないます。
男性側から伝えることが原則です。
人柄にあった伝え方で、真剣さがわかるような方法が望ましいです。

・真剣交際に進んだ後にやること

晴れて真剣交際を始めた後は、まず担当者に伝えましょう。
ここからは、いよいよプロポーズに向けた準備を始める段階です。

真剣交際中の振る舞い方について

【話すポイント】
・お互いの気持ち
・お互いの家族のこと
・結婚後の生活イメージを確かめ合う
・宗教やお金のこと
・ルールの再確認 ※3ヶ月ルールなど

結婚を前提とする上では、お互いが大事にすることであれば些細なことも話しあうことが大切です。
また、担当者にはこまめに状況共有をおこないましょう。
気になったことは小さなことでもうやむやにしないことを心がけます。
結婚後に、些細な価値観のズレが大きな溝になってしまうことがあるからです。
直接話しにくいことは担当者に相談してみましょう。

【注意点】
・交際できる相手は一人だけ
・新しい異性の紹介がなくなる
・別れるときは、担当者を経由する
・期限を決める

真剣交際を経ても、うまく行かないことはあります。
別れる際は、トラブルを避けるためにも担当者を経由しましょう。

真剣交際から結婚への流れ

真剣交際がうまくいけば、成婚は目前です。
期限内に、プロポーズを目指しましょう。
プロポーズは、原則として男性側からおこないます。
しかし女性側も、待つだけで意思表示ができないというわけではありません。
より互いの結婚を意識するためには、以下のような会話が有効です。

・結婚後の生活イメージについて話してみる
・さりげない会話で意識させる

未来の「毎日の食事」や「週末の過ごし方」など、結婚後の生活がイメージできるような会話をするといいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?
初めは多くのことに戸惑うかもしれません。
しかし、一つ一つのステージでやるべきことは決まっています。
今の自分の課題を見極めて、できることを着実に増やしていきましょう。
この記事がお役に立てば嬉しいです。

❣ この記事を書いた人

マリブロ編集部です。恋愛・婚活の様々な情報を発信していきますのでよろしくお願いします!

目次