結婚は愛し合う男女が、お互いを生涯の伴侶として生活を共にすることなので、人生においては非常に大きなイベントと言えます。しかし、婚活においては活動期間が短いせいか、なかなか結婚を決断できない人が男性も女性も少なくありません。
そこで今回は、なぜ結婚を決断できないのか？その理由を男女別にくわしく解析し、それぞれの解決策を見出していきたいと思います。
男性が結婚を決断できない理由
責任に対するプレッシャー
結婚を決断できない男性によく見受けられるのが、結婚後の責任が重たく感じる、いわゆる結婚自体がプレッシャーになることです。
結婚は基本的に初めての人が多いですから、結婚と聞くと親世代の結婚生活をイメージすると思います。しかし、親の苦労を目の当たりにした男性たちにとっては、結婚にプレッシャーを感じるのでしょう。
昭和の時代は結婚することが当たり前、男性は出世して家族を養うという風潮でしたが、現代は働き方にしても生き方にしても多様性を認め合うような世の中になりつつあります。それに男性の場合は女性のように出産のリミットがないため、「いつかは結婚したいけどまだいいかな」という考えが根底にあることで、決断を先延ばしにしてしまうのかもしれませんね。
そう考えると、結婚観の近い相手と出会うことで結婚の決断をしやすくなると言えるでしょう。
もっと自分の時間を大切にしたい
結婚を決断できない男性の中には、趣味へのこだわりが強い人もいます。彼らはこぞって、結婚することで自分の時間がなくなってしまうのでは？と考えがちです。
交際相手の女性にしてみれば「趣味と私、どっちが大切なの？」とツッコミを入れたくなるところですが、日頃から仕事に追われている男性はとりわけ気楽さを求めがちですから、結婚を決断しづらいのが正直なところでしょう。
結婚することで趣味を止める必要はありませんが、趣味へのこだわりがあるなら、一緒に趣味を楽しめるような相手やお互い自由な時間を作れるような相手を探すことが大切です。
経済力に不安がある
男性の中には自身の年収が低いことや預貯金などの資産が少ないことで、結婚へのハードルを感じる人が多いようです。いまは共働きが一般的な時代ではありますが、女性は出産や育児で働けない期間もあります。
なので、経済力を理由に結婚を決断できないというのは、男性の主張としては最もらしいと言えます。ただ、これも女性から言わせれば、収入を言い訳にした決断力のなさでは？と思われるかもしれませんね。
転職によるキャリアアップや起業・副業など、男性の皆さんは年収を上げる努力はするべきではないでしょうか。
他にもいい人がいると思っている
これは結婚を先延ばしにする男性でよくあるパターンです。
たしかに、世の中の人口の約半分は女性ですから、他にもいい人はいるかもしれません。しかし、それを言ったらいつまで経っても同じ状況が続くだけですし、交際経験があり過ぎると逆にどんな女性が良いのかわからなくなってしまいます。
「他にもいい人がいるのでは？」という考えは、結婚できない男性の典型でもあるので要注意です。とりわけ婚活中の男性は決断力を身につけて、イエス・ノーをはっきりさせましょう。
元カノに未練がある
男性の中には元カノに未練があって、とりあえず次の恋愛には進んだものの、結婚を決断できない人がいます。しかし、元カノとの復縁が叶わないのなら、過去を引きずることはナンセンスです。
それに、すでに交際相手がいるなら、彼女に対しての配慮が欠けていると言わざる得ません。いまの交際相手と真剣に向き合ってこそ、結婚への決断ができるかどうかという段階に進めますから、過去ではなくいまの交際に集中しましょう。
女性が結婚を決断できない理由
もっと条件の良い人がいると思っている
女性の結婚を決断できない理由としてよくあるのがこれです！
結婚は一生に一度だから絶対に失敗したくない！という想いは誰にでもあると思いますが、その想いも度が過ぎると、交際相手に対して過剰なことを求めしてしまいがちです。そのため、プロポーズをされても決断できない女性が少なくありません。
ですが、これは男性と同様に、他にもいい人がいると思っていたら誰と付き合っても同じ状況が続きます。なので、まずはどうしても譲れない条件以外は、相手に歩みよる努力が大切と言えます。
親に反対されている
昔は上流階級が家柄の問題で結婚を反対するなんて話もありましたが、現代はそういったことはほとんどありません。ただ自分の親でも交際相手の親でも、親に結婚を反対されていることで、結婚を決断できない女性は少なくないでしょう。
ですが、まずはどうすれば結婚を認めてもらえる関係になれるのか？あるいは、親に関係なく結婚するのか？もしくは結婚をあきらめるのか？二人の将来にとって極めて大切なことなので、冷静にしっかりと話し合いを重ねることが必要不可欠です。
仕事を頑張りたい
仕事を頑張りたいというのも女性が結婚を決断できない理由の一つです。
いまは女性が社会で活躍することが珍しくない時代ですから「この会社でずっと働き続けたい」とか「大きなプロジェクトなので仕事に集中したい」といった気持ちの女性も多いはず。そのため、結婚によってやりたいことができなくなる環境の変化に不安があるのでしょう。
ですが、いまの交際相手と結婚を真剣に考えるなら、仕事や出産のことをきちんと話し合って、納得のいく答えを見出す必要がありますね。
交際相手に対する不安が拭えない
マリッジブルーという言葉がありますが、漠然とした不安に限らず、交際相手に対して不安なことがあると、なかなか結婚を決断できないものです。
たとえば、
・男性が女性慣れしていて浮気は大丈夫か？
・怪しい職業に就いていて法に触れないか？
・経済力が極端に低く家計が心配
・・・など、自分だけでなく周りにも悪い印象を与えてしまうような交際相手は不安が拭えないと思います。
女性にとって結婚は男性以上に人生が大きく変わりますから、不安を解消するためにも自分の意思をハッキリ伝えることが必要不可欠ですし、それでも不安が解消しないならキッパリ別れることも選択肢の一つと言えます。
元彼と比較してしまう
大恋愛の末に別れてしまった経験のある女性は、いまの交際相手と元彼を比較してしまい、結婚の決断ができないという人もいるでしょう。特に元彼と付き合っていたときに結婚を意識していたら尚更です。
とはいえ、いまの交際相手を元彼と比較するのは交際相手に失礼ですし、真剣に向き合っていないとも言えます。なので、過去を振り返ることは止めて、いまの交際相手との未来をどうしたいか考えましょう。
【男女別】結婚を決断するタイミング
ここまで結婚を決断できない理由について解析してまいりましたが、ここからは結婚を決断するのはどんなときなのか？男女別に考えていきたいと思います。
男性が結婚を決断するのはどんなとき？
男性が結婚の決断をするのは、何かしらの圧が加わったタイミングであることが多いのではないでしょうか。
たとえば、付き合いの長い友人や職場の同僚が結婚するようになったから自分もしたいと思うようになったとか、彼女が妊娠したから親になる覚悟を決めたといったことです。
たしかに、「仕事も順調で収入も安定してきた、彼女との付き合いももうすぐ1年になる、そろそろ結婚しよう」という考えは一般的かもしれません。また、結婚はキッカケや勢いが大事なんて声もよく聞きます。
しかし、いつかは結婚したいという想いがあり、いまの彼女に対して「自分が守る」という気持ちがあれば、結婚の意思を固めても良いはずです。もちろん、二人の想いが一致していなければ結婚には至りませんが、少なくとも男として「彼女は自分が責任を持って守る」という愛があれば結婚を決断できない理由はなくなるのではないでしょうか。
女性が結婚を決断するのはどんなとき？
女性が結婚を決断するのはさまざまな場面が考えられます。
・出会ったときからなぜかわからないけど居心地が良く、彼が転勤するときに一緒についていきたいと思った
・付き合って3年経つのに将来の話もないから、焦って彼に別れると告げたらプロポーズされて、本当は彼が大好きだからOKした
・付き合って1年経つし、彼が年下なので年齢的なこと（出産リスク）も考えて、自分からプロポーズしようと思った
これらは少し大げさなパターンかもしれませんが、基本的に男性の愛情を感じた瞬間が、結婚を決断しないまでも意識するタイミングであることは間違いないはずです。とりわけ婚活では、初めから結婚を前提に出会いを求めますから、将来の結婚生活をイメージしたときに「この人なら自分を大切にしてくれる」とか「この人と結婚したら〇〇な生活で楽しいだろうな」と思えた瞬間が結婚を決断するときと言えるでしょう。
決断力はどうすれば身につくのか？
さて、結婚の決断についてお伝えしてまいりましたが、それでも決断できないという人もいらっしゃると思います。そこで、決断力を身につける方法をご紹介します。
そもそも決断とは、キッパリと心を決めるという意味です。心を決めるということは、そこに遠慮や妥協があってはいけません。また必要以上に失敗や間違いを恐れることもNGです。
そのため、何事も興味を持ったら常に試してみて、好きだと思ったら全力で追求してみましょう。仕事でも趣味でも、それができる男女は異性との交際も一生懸命です。
もちろん、残念ながらフラれてしまうこともあるでしょう。でも、誰かのために一生懸命になる経験はやがて自分なりの信念を持てるようになり、その信念は決断力へと変わります。
婚活で成婚している人は誰でも、交際相手一人一人に対して、結果にかかわらず真剣に向き合っています。何事も真剣に取り組めば決断力は身につきますから、勇気を持って積極的な行動を心がけましょう。
ちなみに、どうしても決断できないときは、この人とだけは結婚できないという条件を徹底的に書き出してみてください。交際相手がそれらに当てはまっているかどうかの消去法で考えれば決断できるかもしれません。
クラブ・マリッジの事例紹介
いまの交際相手との結婚を決断するかどうかの基準はもちろん人それぞれ違うでしょう。しかし、男性も女性も実際に結婚したカップルがどんな想い・気持ちで結婚を決めたのかは知りたいはずです。
クラブ・マリッジでは自社会員同士のカップルが成婚した事例がありますが、実をいうと、女性側は男性が理想の条件から外れていたため迷いがありました。また男性側もこの女性と出会うまでに真剣交際が破談になってしまった経緯があり、お互いに紆余曲折を経ての成婚でした。
自由恋愛、婚活アプリ、結婚相談所など、いろんな異性と交際してきて、結婚を意識しながらもこれまでの人とは決断できなかった・・・そんな男女の皆さんにはとても参考になると思いますので、ぜひ一読ください。
自社会員同士のマッチング！婚活プロデューサーの感性が実を結んだ30代カップルの成婚秘話。
1年以内に結婚したい男女の皆さんへ
今回は結婚を決断できない男女の考えや気持ちにフォーカスして、どうすれば結婚を決断できるようになるのかをお伝えしてまいりましたが、いかがでしたか。
結婚は人生の大イベントですから、そう簡単に決断することはできないかもしれませんが、少なくともこの記事でお伝えした解決策や決断力が身につく方法は実践していただけると幸いです。
それでも上手くいかないときは一度、プロの力を借りることをおすすめします。クラブ・マリッジでは会員様へのサポートはもちろん、会員様以外であってもセミナーという形で婚活の壁にぶち当たっている男女の悩みを解決に導いています。
これまで2,000回を超える恋愛相談と190人以上の成婚カップルをコンサルティングしてきた実績から、適切なアドバイスを提供することが可能ですので、ぜひご相談くださいませ。
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