【子ども部屋おじさんってどう?】男性の実家暮らし、女性はどう思っているのか。

笹岡
こんにちは、クラブ・マリッジの婚活プロデューサー笹岡です。

婚活では実家暮らしの男性にネガティブなイメージを抱いてしまう女性がいます。そのため、どんなに素敵な男性でも、お見合いをする前に交際相手の候補から外れてしまうことが少なくありません。では一体、婚活をしている男性はどうすれば良いのでしょうか。

今回は婚活における実家暮らしの男性の実態と女性の本音について、弊社の女性カウンセラーである朝倉との対談形式で語っていきたいと思います。

女性の皆さんにも男性の考えがわかる内容になっておりますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

目次

婚活における実家暮らしの男性に対するイメージとは?

笹岡
単刀直入に聞くけど、実家暮らしの男性ってどう思います? 婚活で男性の実家暮らしに対する女性からのイメージってあまり良くなく、優先度は低いけど、男性のサポートをしていて、実家暮らしの男性の生活に特別な問題がありそうな感じはしないんですが。女性は何で実家暮らしの男性が嫌なのかな?
カウンセラー朝倉
実家に住んでいると、家事ができないとか母親にやってもらっていることで家事は女の仕事だと男性が思っているというイメージをしてしまうからじゃないですかね。 あとは両親との距離が近すぎると、親離れまたは子離れができていない方なのでは?と思ってしまうことがあります。なので、結婚したらその距離感が生活に関わってくるのではと不安になるんですね。
笹岡
たしかに、自立していなさそうな印象を与えているかもしれないね…
カウンセラー朝倉
インターネットやテレビでもたまに「自立できない実家住まいの男性」のことが話題に出ますよね。
笹岡
所謂、子ども部屋おじさんですね。
カウンセラー朝倉
そういうのを見ると、「ああやっぱり実家暮らしの男性はダメなのかな」というイメージが広がってしまいますよね。
笹岡
あとは結婚したら女性が相手の籍に入ることが多いから、将来の嫁姑との関係がどうなるか気になってしまいますしね。
カウンセラー朝倉
それはありますね。 あと実家との仲が良い場合だと将来的に同居しなきゃいけないのかなと考えちゃったり… 相手がどういう方かわからない状態なのに、実家暮らしというだけでそういうネガティブな印象を与えてしまうことはありますね。 ただ私は婚活経験者ですが、実家暮らしの男性に対して特に悪いイメージはなかったですよ。もちろん、考えてしまう女性もいますから一概には言えませんけど。
笹岡
人によっては考えちゃいますよね 結婚相談所だとプロフィールの家族構成欄に同居かどうか記載するから、実家暮らしをしていることはわかるりますしね。だから女性はお見合い候補選びのとき、その家族構成を見て優先度を下げちゃうことがありますよね。
カウンセラー朝倉
一般的な恋愛だと、実家暮らしが理由で最初からNGになることってあまりないですよね。 お相手と知り合ったとき、男性から「貯金したいから実家に住んでいる」と言われても、「そうなんだ」や「堅実だね」という程度だと思います。 でもお見合いの場合は結婚を目的とした出会いだから、条件から考えてNGにしてしまうのでしょうね。相手を知る前に情報が見えちゃいますからね…
笹岡
マッチングアプリとかでもそうだけど、画面にいろいろな男性が並んでいて、その中に同じタイプで同じ条件の男性が居たとする。それで一方が実家暮らしで、もう一方が一人暮らしだと、女性は後者を選びがち。 これは一人暮らしの方が自立していそうというイメージが理由だと思うけど、それだけで判断するのはもったいないとも思います。でもそれだけ実家暮らしの男性は不利になりがちですね。

実家暮らしの男性=子ども部屋おじさんなのか?

笹岡
実家暮らしの男性はネガティブなイメージを持たれるという話をしたけど、本当に子ども部屋おじさん?なのかと言ったら、それは違うと思う。 僕たちカウンセラーは会員様の実態を知っているから言うけど、むしろ人柄の良い方が多いですよね。
カウンセラー朝倉
私が担当している男性会員様は実家暮らしの方が少ないのですが、会員様全体でも、子ども部屋おじさんというイメージは無いですね。
笹岡
僕の担当している実家暮らしの男性会員様で言うと、20代の方は、

・家事をしないわけじゃないけど、実家を出る理由がない

・親との依存関係はなくコミュニケーションもとれている

というのが実態で、30代の方はその延長という感じですね。40代の方は一人暮らし経験あるけど生活環境によって効率的な方を選択しているイメージです。 そういう考え方がダメという女性だとマッチングは難しいけど、彼らは経済的に余裕がないのではなく、むしろ実家にお金を入れていたり、貯金していたりする。中には「そんなに貯めているの?」という方もいます。 家事をするかどうかも僕が知る限りでは、一人暮らしと実家暮らしの方に変わりはなくて、する人はするし、しない人はしない印象です。一人暮らしの方が家事をする機会は増えると思いますが。
カウンセラー朝倉
貯金をする方は、一人暮らしでも実家暮らしでもきちんとするでしょうから、金銭問題はないですよね。一人暮らしでもやらない人はやらないですから。 料理をする機会があるかどうかは、実家暮らしの場合に母親がよく料理をする人だと、男性はあまりしないかもしれないです。ですので、実際のところ聞いてみたり、話してみないとわからないことが多いです。
笹岡
正確なデータは集計していないけど、料理すると言う男性の8割くらいは、スーパーで惣菜を買ってササっと作るいわゆる男めしというイメージがあります。 1.2割くらいの方はマメに作っていて、こだわりのある方はSNSアップするなど、メニューに凝っていることも多いですね。 だからといって、結婚相手に対して専業主婦になってほしいという方はほとんどいないですよ。中には「多くの男性は、結婚したら女性は家庭に入ると思っている」と考える方もいるけど、それは考えすぎだと思います。
カウンセラー朝倉
私もそれは思います。たとえば婚活パーティで一人暮らしと実家暮らしの男性が混ざっていたとして、結局選ぶのは【一人暮らしかどうかなどの条件】ではなく、【話していて楽しい方】や【「結婚したら家事や子育てを一緒にやるのが当たり前」という考えが伝わる方】です。 だから、実家暮らしという条件面でお見合いを断る女性がいるというのは、他の女性からしたら逆にチャンスだと思います。実際会ってみたら素敵な男性だったという話はたくさんありますからね。
笹岡
本当に、会ってみないとわからないというのは事実ですからね。
カウンセラー朝倉
はい。実家暮らしでも人柄が良く家事をきちんとこなす男性はたくさんいますから。 ただ男性はプロフィールで実家のことや家事のことをあまり詳しく書かない方がいます。でも、それは本人の意思でそうしているのか、どう書いていいかわからないのに相談所のサポートが行き届いていないのかで変わります。だから、まず会ってみてほしい。 趣味や休日の過ごし方、年齢などがあまりにかけ離れているなら別ですが、実家暮らしに対して過敏になる必要はないと思います。
笹岡
僕たちが「とりあえず会ってみたら」というと大雑把に聞こえるかもしれないけど、それに抵抗がある女性の気持ちもすごく理解できます。。いろいろと連想するのは女性の良い面でもあって、危機回避行動だから仕方のないこと。結婚生活を考えたとき、子どもを守ろうとする環境を望む生存本能もあるし、家事や料理、育児ができる男性は共感能力が高いと心や本能で感じるものですから。 だから実家暮らしと聞くと、あれこれ考えてしまうのだけど、それは特別なことじゃなく自然な行動だと思います。
カウンセラー朝倉
すごくわかります。 女性は「私って不安になりやすいんだ」という自分の性格を知って、「それは本能だから仕方ない」という理性を働かせた上で、自分の気持ちを上手くコントロールできれば柔軟性が身につくと思います。
笹岡
本能的にネガティブに考えてしまうことを自覚すると、実家暮らしの男性と実際に会ったとき、少しは不安を払拭していけると思います。 それに、実家暮らしということをポジティブに捉えると、結婚生活は良いイメージになるはず。家族とのコミュニケーションがきちんとできている可能性は高いはずなので。 もちろん、言葉通りの子ども部屋おじさんみたくお母さんがいないと何もできないという男性は別だけど。
カウンセラー朝倉
そういう意味でも人によるからまずは会ってほしいですよね。実際、一人暮らしの方だって子ども部屋おじさんタイプかもしれないので、「実家暮らしかぁ・・・」と拒否反応を示す必要はないと思います。 何人もの男性と会って、実家暮らしの男性がみんな子ども部屋おじさんなら条件で外すのはアリですが、そんなことはないですからね。
笹岡
中には過去に付き合った男性が実家暮らしで、そのとき嫌な思いをしたからムリって方もいらっしゃいますよね… 統計調査に言うとサンプル数は1だから参考程度にしていけるといいですよね。
カウンセラー朝倉
IBJ(日本結婚相談所連盟)には何万人という男性がいて、その中の何十人、何百人と出会える可能性があるのに、元彼が〇〇だったらこういう人はNGと決めつけてしまうのは本当にもったいないです。それは参考にしているのではなく、足枷になっちゃってる。 実家暮らしでもイイ人いるんだと実感したり、お見合い候補選びでの不安を払拭したりする意味でも、気軽に会ってみてほしいですね。お見合い=結婚ではなく、一回のお茶会ですから。そうすることで成婚という目的にも近づきます。

婚活で実家暮らしの男性がやるべきこと

笹岡
実家暮らしの男性に対する女性のイメージはわかったけど、実際に男性はどんな対策を立てれば良いのかな。
カウンセラー朝倉
プロフィールに、一人暮らしの経験があるならそれは書いた方が良いですね。一人暮らしの経験がなくても、家事や料理ができて結婚後は率先して関わりたいなど、将来の展望について書くことをオススメします。 ちなみに、お相手に専業主婦を希望しているならそれらを書く必要はないです。むしろ、専業主婦を希望している女性にアプローチすれば良いので。最も全般的にそういうケースは稀ですけどね。
笹岡
男性の皆さんには、女性がプロフィールからあれこれ連想してしまうことを悪く思わないでほしいですね。 女性は出産や子どもを守るという意味でも危機回避の察知能力、特に共感能力が優れているので、当たり前の行動なんです。男性の中には年収で判断されるのが嫌と言う方がいるけど、それも仕方ないこと。 だから、男性は広い心で、不安や悩みを受け止めてあげられるとより選ばれる男性になっていけると思います。
カウンセラー朝倉
そうですね。女性は子どもができて母親になるときに、旦那さんは何ができるの?と考えたら、やっぱり稼ぐ力があることで安心します。一時的にでも自分が絶対に働けなくなるし、出産って自分の身に何があるか分からないから不安になるものです。 もちろん、今は共働きの家庭が多いですし、社会的に家族の在り方も変わりつつありますから稼ぐことがすべてじゃないですけど。
笹岡
でもやっぱりなんとなくのイメージで不安になることがあるから、実家暮らしの男性は何かしらのフォローやアピールをした方がいいですね。 あとは事情があって実家暮らしというケースもあるよね。たとえば二世帯住宅の家を買っているとか。
カウンセラー朝倉
私の友達にもいます。
笹岡
ただ持ち家のプロフィール記載は注意が必要ですよね。。男性は誤解している方が多くて、資産を持っていることは良いことだけど、プロフィールにマンション持ってますとか書くと不利になることがあるので気を付けてくださいね。
カウンセラー朝倉
それはわかります。女性は「私も絶対にそこに住まなきゃいけないの…?」って思いますからね。 全体的な間取りやキッチンの作り、家具も好みのものを使いたいとかありますから、一緒に相談して決めたいというのが本音です。 なので、家はすでにありますからと言われても、住まいを決める話し合いすらできないんだと思われて交際が終了することも珍しくありません。
笹岡
でも男性の気持ちもわかるけどね。そういう考えならお見合いのとき、ちゃんと聞いてくれよ!って思うのが男性の本音w
カウンセラー朝倉
ですが、女性は質問して男性が嫌な気持ちになったらどうしよう・・・という不安があります。
笹岡
それが女性の優しさや共感能力の高さですよね。だから男性は女性の気持ちを察する力をつけることが大切だし、女性も誤解が生まれそうな話題ではストレートに聞くことがオススメ。 まぁ、それができないこともあるから、そこは僕たちカウンセラーの役割ですw スペックの高い男性でも持ち家に関しては、僕たちが伝えるまでネガティブ要素になり得ることに気づかないケースも多いですからね。
カウンセラー朝倉
全部を理解できなくても、お互い歩み寄れれば良いですよね。
笹岡
会員様には素直に担当カウンセラーに質問しただけると嬉しいですよね。僕たちも、もちろん確認していきますし。
カウンセラー朝倉
なんでもそうですけど、本当に気になるなら私たちに相談していただければと思います。お相手の担当者と連携しながら解決策を一緒に考えていくのが私たちの存在意義です。 女性はリスクを考えてしまうことを自覚した上で、お相手の良いところにフォーカスするのが成婚への近道ですから、実家暮らしに限らず最初から条件で切り捨てることは避けることが大切です。 また男性はよくプロフィールで「結婚したら家事や育児には積極的に携わっていきたいと思います」と書いていますが、今からでもできることは、すぐに実践してほしいですね。たとえば、料理や掃除を覚えるなど。言葉では何とでも言えますから、態度で示すことが愛情表現だと思います。

まとめ

笹岡
いかがでしたか。

結婚相談所では、実家暮らしの男性=子ども部屋おじさんというのは少数派で、実際は家事もできて人柄の良い方が多いと言えます。しかし、女性のイメージとして実家暮らしの男性が不利になるのは事実です。ですので、実家暮らしの男性はプロフィールでそれをフォローしていきましょう。

ただ結婚相談所の場合は、私たちカウンセラーがそれも含めてサポートいたしますので、コンプレックスを感じることなく担当者に相談していただけると嬉しいです。。

最後までお読みいただきありがとうございます。

MARIBLO
カウンセラーの座談コラム | MARIBLO カウンセラーが結婚相談所の婚活あるあるや活動事例、よくある質問などに座談形式でお応えしていくコラムです。

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